別プラン始動
忙しい日々を送っているが、撮影プランは相変わらず色々浮かんでくるのだ。
もう、これはライフワークってやつだな。
何かのメディアを目にしても、それを自分の撮影に置き換えて見ることはいつものことであるが、
当然そっくり真似しようなんて気はさらさらない。
今回もある月刊の写真誌を見ていて、目にとまったカットがあり、こんな写真を撮るにはどんな仕
掛けが必要ななのか考え、またそれにプラスしてもっと工夫できないかを考えるのは楽しい。
たとえそれの実現が難しくても、勝手に思うだけならタダってことだ。
何にも考えないよりいいし、そういうイメージトレーニングもいいもんだ。
そんな私の今までの動きの中から発生したのが、流行を取り入れた遊びのパターンであり、これに
ついては先日書いた通り、その小道具は実際に手に入れていてちょっとカスタム化を計画中で、も
うすでに私の部屋でバラされてたりする。
それに加えて、今回は写真誌を見てピンときたので、さっそくフラットベットスキャナーを引っ張
り出してきて久々にスキャンし、メールに乗っけてまなちゃんとkeikoさんに送ったのである。
今度のプランについても、まなちゃんが乗り気になってくれないと実行しないというスタンスは崩
さないわけで、それにプラスアルファとして、プロのヘアーメイクの技術を惜しみなく注ぎ込んで
もらおうと、同時進行でkeikoさんにもアイディアをどんどん出してもらうことにしている。
そのアイディアも実際にそれが出来る裏付けがあってのものなので、話は早い。
keikoさんは、私たち二人でこつこつやってきた『素顔のままで』を一番に尊重してくれてい
て、ナチュラルメイクに徹し、いかにもヘアーメイクさんが撮影に加わったという感じにはしたく
ないと言ってくれていたし、まなちゃん一人でもけっこう器用に今までやってこれていたのも充分
に認めてくれた上で、なんとなく今までと違うんじゃない?って思わせる程度に止めたいとのこと
だった。
しかし、私はこんなふうに考えた。
ここ最近完全なナチュラルなパターンを押し通してきた『素顔のままで』であるが、決してそれに
固執しているわけではないのだ。第4弾で撮ったブラック系まなちゃんのようなちょっとしたお遊
びも、私たち二人は好きなのである。
私だけが一人で盛り上がっても仕方ないことで、まなちゃんが今回のように「面白そう、やろう、
やろう!」っと言ってくれているので、これもまたれっきとした『素顔のまま』なのである。
それで、どうせやるならプロの技を見せ付けてやろうじゃないか。というところなのである。
そのために、今から色々と三人で相談していくつもりで、ちょっと時間をかけてメイクだけにとど
まらず、トータルな観点でアイディアを出し合って行きたいと思っている。
そんな撮影をすることによって、keikoさんが参加することで今までの雰囲気が変わってしま
うのを気にしなくてよくなるようにも思うのである。逆に大きなインパクトを伴って加わってもら
うことで、何か今後に向かっての方向性が見えてくるのではないかと思っている。
その動きも今週始まったばかりであるので、今は何も明かすことは出来ないが、すでにkeiko
さんは行動を起こしており、情報を流してくれており、さっそく衣装を調達してきたと報告を受け
ている。
そういうところは、彼女の顔の広さというかプロならではのネットワークが活かされるのだ。
ここで、誤解して頂きたくないのは、私とまなちゃんがkeikoさんをヘアーメイク&スタイリ
ストとして雇ったわけではないということ。
そんなことどうでもよく、結果次第だと思う人もいるだろうが、私たちにとっては大きな問題なの
である、三人のうち誰か一人でも、利益を得るためにやっているんじゃないというのがキモであり、
そんなものを大事にしていきたいと思っている。