写真が舞い込んでくる


最近、なぜか写真を見て欲しいと言われることが多いのである。
私なんぞに見せてもたいした感想など書けないが、送って来てもらえることは楽しみなのである。
大体、私は他の写真関連のWebページをほとんど見ないので、ちょうどいい機会を与えてくれて
いるように感じている。

この joe's Gallery を立ちあげるまでは、結構あちこちのサイトを見て回ったのだが、ここ一年
半ほどはほとんど見ていないのが現状である。まぁ、そんな暇がないってこともあるが、ある写真
関連のMLで知り合ったK氏とS氏の新作のアップのお知らせをもらったときには、出来るだけ見
せてもらうようにしている程度で、磯村氏の本格的な活動再開が待ち遠しいってところか。
もっと、多くを見て刺激を受けるべきなのだろうが、大体が人のやってることを見ても、自分には
関係ないと思ってしまうたちなので、日々のメール対応などで気がつけば午前3時って毎日だ。

そんな中、写真を送ってくれるということが、続けざまに起きている。
一人は、年明け早々に、私の撮り方に共感したとメールをもらって以来、何度かメール交換してい
て、こういう成り行きとなった。
彼も、一人の素人の女性をモデルに撮り続けていて、私の考えていることや、撮影雑記に書いてい
る内容をよく理解してくれている。
実際、理解してくれているようで大きな勘違いをなさっている人も多い中で、彼はホンモノである
ようだ。
それは、送って来てくれた写真を見て、確信に変ったのだが、2Lサイズのダイレクトプリントを
アルバムに丁寧に挟んで10枚送ってもらったが、その一枚ずつに対して私も社交辞令抜きで感想
を書かせてもらった。

「いい作品ですねー、いやぁ素晴らしい!」なんて、写真サイトの多くのBBSで見受けられるよ
うなことを書くことこそ失礼だと私は思っているし、私なりの観点で感じたことは伝えるべきでは
ないだろうか?
その結果、誉めることになってもそうでなくても、どこがどうなのかを、はっきりさせるべきであ
るのは言うまでもないな。

メールのやり取りを何度かしている内に、彼とそのモデルの共同作品を見たくなったのは、ごく自
然な流れであったが、実際に目にした写真には、予想以上に美しいモデルの姿があった。
素人の女性とは思えないほどであり、表情もなかなかどうして立派なものであった。また、まなち
ゃんのモデルっぷりに憧れを持って見てくれているのもうなずけるほど、私たちで創っている『素
顔のままで』の世界に近い印象を受けた。

スキャン環境を持たないということで、プリントを送ってくれることになったが、ストレート写真
を見せられたのはありがたかった。
と言うのも、スキャンしてレタッチソフトを通した写真には、かなり手を加えられている場合が多
く、誤魔化していたり見栄えを良くしているつもりかもしれないが、私は騙されない。
撮影段階から、「修正するからいいよ」なんて、とんでもないことを言っているやつもいるし、そ
んなことが撮影中に頭を過ぎること自体、モデルにも、スタッフに対しても失礼極まりないという
ことに、本人は気がついていないらしい。そんな人がこれを読んでいるかもしれないが、自分の言
動を思い起こしてくれたまえ。

また、その10枚の写真の感想を書き終わったところに、BBSでの書き込みで「写真を送るから
見て欲しい」とメッセージをもらった。
大歓迎であると即レスしたのであるが、その夜の内に風景写真が5枚とポートレートが1枚送られ
て来たのである。
ポートレートはモノクロであり、ぱっと見では私の作風と違って見えるが、よくよく見ると似たア
プローチであることに気づいた。それより驚いたのは、風景写真たちで、それは私が撮影したもの
であると言っても誰も疑わないようなカットばかりだったのである。
似た感性をもっている人もいるものだと、改めて人の撮った写真をみることの楽しさを感じている。

と・・・そんな感想メールを送った直後に、今度はまなちゃんからイメチェンしたての写真を撮っ
たから、いろんなパターンの写真を送るよ。って嬉しいメールが届いた。

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