『素顔のままで』第17弾その3


さて、今日は今回の撮影についてちょっと細かく見てみようか。

先ず前半の撮影であるが、マリーナだけにそこら辺の色使いがマリンルックしていたのである。
そこで私はちょっとミスをしているが、お分かりだろうか?
いたる所がブルーとホワイトで塗られており、ブルーが好きな私としては喜んで撮り出したのだが、
最近、モデルとの距離感も含めて表情優先での撮影に傾倒している私は、このブルーの部分に光が
反射することを、うっかり忘れていたのである。

言い訳させてもらえば、EOS−3のファインダーが元々青っぽいので、マヒしてしまっているこ
とが挙げられる。しかし、そんなのは理由にはなってないな。
もうひとつ、この日は珍しくまなちゃんがレフを非常に眩しがり、強めに光を起こせなかったこと
も大きいが、マゼンタ系のフィルターを使えばいいものを、それを怠った私に問題がある。
改めて、基本に戻れと教えられたわけだが、服を買う時はオレンジ色なら見苦しい写り込みも無い
はずだと思っていたが、前半に関してはちょっとうかつであった。
そういうことに気がつかない人がほとんどであると思うので、自分で恥をさらしたようなもんだが、
日々反省ってことだし、気がつく人には非常に気になる部分であろう。
以前は、まめにCCフィルターで色補正していたのに、最近はどうもまなちゃんとのリズムを大事
にするあまり、そういうことを省略していた傾向があるのは否めない。

反省と言えば、今回は大きな大失敗をやらかしているのである。
それは、土曜日の午後から部屋でkeikoさんから預かっていた衣装を、色々着てどんな感じに
なるか実際に着たり脱いだりを繰り返し、それを順番にデジカメで撮影していたのである。
そして、ほぼすべて着終わってこれでラストカットって時に、フローリングの床に落としてしまっ
たのだ。
その時の音が鈍いグシャッというものだったので、ヤバイッって思ったが案の定レンズが付け根か
ら曲がってしまい、完全にオシャカになってしまった。
撮影したものは、スマートメディアに残っているので無事であったが、その後デジカメで撮る予定
にしていたモノは、断念しなくてはならなくなり、買い物中のまなちゃんの姿とかは撮れず仕舞い
である。
ストロボを使えないところでも、自動のホワイトバランスで上手く撮れるデジカメの出番のシーン
も多かっただけに惜しいことをしたものだ。

キャメディアのC−2020ZOOMをお使いの人に一言。フード取り付け用のアダプターを装備
してレンズが直接衝撃を受けないようにすることをお勧めする。
とにかく驚くほどあっけなく逝っちゃうので、みなさんご注意のほどを。
まなちゃんも心配してくれていたが、落下事故用の保険にたまたま入っていたから大丈夫だからね。

撮影のことに戻るが、キックボードを使っての撮影だが、ここでもうひとつ私のミスがあり、サー
キットを走るレーシングカーを撮るよりも、目の前に近づいて通り過ぎるキックボードに乗るまな
ちゃんを捕まえることの方が何倍も難しいのである。
スピードの差よりも、被写体との距離が大きく関係するようで、まなちゃんがキックボードを楽し
そうに乗りこなしている様が、上手く撮れていないのだ。

この前の撮影では、キックボードを乗り回せるようなロケーションでなかったこともあって、どち
らかと言えば、ファッション誌的な上がりになってしまった。
もちろん、それはそれでまなちゃんもキックボードと上手くからんでくれていて、いいのだが、も
うひとつ何か加えられないものかと思うのだ。
撮影が終わってから、何を今更言ってるのかと思われそうだが、前回はこの後半の着替えをしてか
ら1時間ほどしか撮影が出来ていなかったので、出来る事なら追加撮影をやっちまおうかと考えて
いる。

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