EOS−1V導入Step2(PhotoExpo編)
18日にマイドーム大阪のPhotoExpo2000に、時間があったので行ってきた。当然お目当ては決ま
っている。お目当てと言うよりは、チェックしに行ったということだ。
予約してはいるものの、一度も見たことも触ったことも無いのも気持ち悪いではないか。
それと、予約してよかったと思える確信も欲しいと思ったのである。
去年は、まなちゃんと一緒に行ったのだが、今年は目的を持っているだけに同伴者がいると退屈
させてしまうので、あえて一人で行ったのだ。
それはたとえ写真をやってる仲間であっても同じことで、私は単独行動が好きなのだ。
誰にも会わないことを願いつつ、見て回ったのである。
しかし、触ってファインダーを覗いたカメラはたったの3台。
EOS−1VとベッサRにヘキサRF。1Vについては後にゆっくり書くが、残りの2台のレンジ
ファインダーは操作感、ファインダーの感じともにベッサRの方が私は気に入った。
また、このベッサRにビューファインダーを付けてお気に入りのスーパーワイドハリアー15mm
を使うことを想定した場合、露出計の表示をファインダー内で確認しなければならない不都合が出
ると以前書いたが、今回実機で、ビューファインダーを見ながらファインダー内の露出表示が確認
できることを発見した。それには、コシナのスタッフも初めて気がついたらしく驚いておった。
それにしても、なぜカメラショーにでかいカメラバックを抱えて来るヤツが多いのだ。それに偉そ
うに70−200の白レンズなんぞをつけて、ウロウロしているやつの多いこと。
カメラを見に来たというより、目に付いたキャンギャルを追い掛け回して撮る事に命をかけている
ようなヤツラはなんとかならないものか・・・
それと、アトラクションの水着撮影会の時間までかなりあるのに、最前列に座り込んで待ってる連
中の姿を見るとこっちが恥ずかしくなってしまうぞ。
私なんか、修理が終わったばかりのキャメディアのC−2020ZOOM1台だけしか持って行か
なかったのだが、この撮影雑記用のネタを撮るだけが目的であって、おねーちゃんを撮ったのが、
EOS−1Vの説明をしてたナレーターモデルのみであるが、この子が一番のべっぴんであった。
肝心のEOS−1Vだが、2回にわたってゆっくり触らせてもらったが、RSと3のHSに比べて
確実に重い。これは、私と違って非力なカメラマンにとっては辛いのではないかと思う。
それから、注目の10コマ連写だが、RSの10コマに慣れているのでスピード自体は驚くべきも
のはなかったが、確実にミラーが動いていることがハッキリ分かり、振動もレンズを支えている左
の手に伝わって来て、しっかり仕事してる実感はある。また、巷で心配性な人がウダウダ言ってい
るミラーショックは手ブレに繋がるものではないことを確認した。
それよりも、ミラ切れの無いことに驚き、RSを使うアドバンテージを探すことは困難になった。
さらに、シャッター音も3より小さいながらキレを感じるものになっている。
まぁ、私にとって高速連写はそれほど関係ないので、それぐらいにして・・・と言いたいところだ
が、それ以外の特に特筆すべき点が無いのだ。
45点の測距点も3で馴染んでいるし、実際にフィルムを通さないで注目するべき点は無い。
強いて言えば、ファインダーが3に比べて確実に見えやすくなっている点だ。AFフレームを示す
赤いマークが逆光でも確認しやすくなっている。
セットしたレンズがEF135mmF2.0Lと言う、EFレンズの中でもっとも抜けがいいレン
ズであったこともあるが、好感触を得た。
また、MFの感じは1Nと大差ないという評判通りであり、AFのスピードは3に比べて速いだろ
う?と言われれば、そうかも知れない・・・ってのが正直なところ。
実際、屋外での撮影でどれほどシャキっとした感じがあるか期待したい。
それから、気になっていたPCとのリンクソフトの発売日を聞いてみたところ、4月中旬という答
えが帰ったきた。3月下旬という触れ込みだったが、私の予想通り遅れやがった。
そうなると、都合が悪いことになるのだ。
と言うのも、4月の頭にまなちゃんとの撮影を控えているが、その時はPCでのパーソナルファン
クションでのカスタマイズが加えられないことになるのだ。
ということは、暫定的な設定をして最初の撮影に臨むわけだが、現在その設定について頭を悩ませ
ているのである。3に比べてアシストボタンが追加されているのが、キモにはなりそうだが。
週末に一斉に発売されたカメラ雑誌では、当然1Vの特集を組んでいたが、CAPA誌に別冊で付
いていた操作マニュアルは参考になったが、縦位置での撮影が90%を超える今の私のスタイルで
は、使えない設定が多いのだ。
これは、キヤノンの認識不足とも言えることだと私は思っている。
と言うのも、AFフレームの選択に関して、カスタムファンクションのNo.11を変更した場合
に、露出補正ボタン、FEロックボタン、アシストボタンのいずれかと併用してAFフレームを移
動させることになるが、アシストボタンはなんとか出来なくもないが、露出補正ボタンとFEロッ
クボタンに関しては、縦位置グリップにそれらが配置されていないので、ファインダーから目を離
して、持ち替えて押す必要があるのだ。こんなことするぐらいなら、MFで合わせる方がマシだな。
または、3の視線入力が使いやすいのだ。
私が、そういう問題に直面しているのには、サブ電子ダイヤルのみで簡単に露出補正が働いてしま
うことに端を発している。じっくり撮る風景写真ではいいかもしれないが、サブ電子ダイヤルでA
Fフレームをどんどん切り替えながら撮影するポートレートにおいて、うっかり露出補正が変わっ
てしまうのが怖い。それで、3ではC.Fn11を2にセットしてそれを抑制しているが、そうな
ると横一列の移動がサブ電子ダイヤルのみで可能となる。しかし、縦方向の移動が露出補正ボタン
との併用操作となってしまう。そこを視線入力でカバーしていたのである。
この視線入力が出来ない1Vに関しては、サブ電子ダイヤルのみでの露出補正が非常に邪魔になっ
てしまうのだ。しかし、PCでのカスタマイズでこれを殺してしまうことが可能になったので、そ
れに期待していたのだ。
それがお預けになったのであるから、慌ててそれまでの間を埋める操作方法を思案していると言う
こった。