『素顔のままで』第21弾!(IN
KOBE)
去年に続いて、まなちゃんは夏休みを利用して大阪に遊びに来た。
そして今年も私は新大阪の高速バスターミナルまでお迎えにあがったのだが、土曜日であることも関係したのか、バスが渋滞に巻き込まれて40分遅れの到着であった。しかし、私が遅れるよりよっぽどマシ。
停車したバスの中にまなちゃんを探したが、最初気が付かなかったほどヘアスタイルが変わっていて、聞いてはいたがシルエットが違っていて見つけられなかったのである。
バスからちょっと恥ずかしそうな顔をしながら降りてきたまなちゃんであるが、ショートもなかなか似合うではないか。
最初に向かったのが、大阪駅にあるGAREであり、そこで今回のお目当てのジーンズを探すが、なかなか気に入ったのが見つからない。そこで、最初の予定通り神戸のマリンピアに向かった。
買い物している時のまなちゃんは、いつものゆっくりのんびり(本人はトロイと言っている)とは打って変わって、楽しそうに目をきょろきょろさせて、店内を歩き回る。
やっぱり、女の子だよなー。
5時過ぎまでそこにいたが、結局ジーンズは見つからずTシャツを何枚か買った。その後三宮の方に戻ったのだが、夕方になると曇ってくる最近の傾向で少し撮影をしようと思ったが日暮れ時に曇られると、お手上げ状態で無理やり2本撮影したにとどまった。
最初に撮影して、その後買い物をすればいいようなものだが、この夏休みに関しては三次では出来ないことを優先してあげたいのである。撮影なら三次に私が行けば済むことである。
ただ、私のホームグラウンドである神戸でまなちゃんを撮りたいという気持ちは、常にあった。
完全に日も暮れて、その日最後のチャンスとばかり、三宮に新しくできたGAPに行ってみたのだが、ちょうど欲しかったジーンズのイメージに近いものが見つかって、私は一安心、まなちゃんはゴキゲンってことで、気分良く寿司を食べにミナミに向かったのである。別に神戸で食べても良かったが、去年の夏と同じ店に行こうってずっと前から話していたのである。やっぱり寿司屋だけは選ぶ店も賭けに近いものがあって、気に入ったネタがズラッと並んでいると幸せなのである。
それで、三次で撮影後に寿司を食べる時はいつも、夏休みはミナミのあの寿司屋に行こうって話していたのである。
その日のまなちゃんは、朝から何も食べておらず、自分でもどれだけ食べたが覚えていないと言いながら、幸せそうに寿司をつまんでおった。
三次と言えば、最近マクドナルドがオープンしたのだが、そこの売上げが日本一だということだ。例に漏れず、まなちゃんの待望のマックだっただけにさっそく行ったようだ。・・・あまりこう言うことばかり書くと怒られてしまうので、食べることの話題は今日のところはこれぐらいにしておこう。
翌日の日曜日は午後から撮影の時間が取れたので、前日日没のためコールドゲームとなったポーアイで再度撮影を行なった。その前にこの前発見したムービング・ウォークが延々と続く南公園のさらに南でも撮ってみたが、なかなか面白い撮影が出来た。動く歩道に乗ったままでの撮影であるが、なかなかこいつがスリリングで面白い。
この場所を見つけた時は、まなちゃんをここで絶対誰よりも先に撮りたいと思ったものだ。
そのムービング・ウォークで撮影をはじめると同時に強風と共に雷鳴が聞こえだしたので、早々と切り上げたのだが、あっという間に大雨が降りだした。しかしその雨も5分で上がり、北公園での撮影となった。
まだ日が沈んでいるわけではないのに、分厚い雲が六甲の上にあり、夕日を遮っていたが、撮れない状況でもなく、こう言うのも案外いい感じだと思いながらの撮影であった。また、強烈な夕日が射すと、フレアーがどうしても強くなるので、その点は逆にクリアーな写真が撮れたようだ。
6時を過ぎたので、ハーバーランドで働いているまなちゃんの友達に会いに行こうと、機材を片付け、ロールレフを仕舞った直後に、急に雲が晴れて、オレンジ色の夕日が射し込んできたのである。切り上げるつもりだったが、オイもう帰るのか?と言わんばかりの夕日に1本だけ撮ろうってことで、再度レフを組み立てて逆光での撮影であったが、ほんの一分間で完了!
前でも書いたが、レンズの中に完全に太陽が入り込むような角度であるので、フレアーやゴーストは出るのを承知で撮ることになるが、やはり夕陽の逆光はなんとも言いがたい良さがある。
この北公園の一番オイシイ時間帯とも言えよう。
本来であれば、もっと粘って撮っていたかもしれないが、一旦終わりを告げてからは出来るだけ撮りたくないのである。それにその後のスケジュールが詰まっており、せっかくまなちゃんが遊びに来たのに、私が撮影だけで拘束するわけにはいかないのだ。
会いたい友達もたくさんいるわけだし、その日もその後二人の友達と会ったが、私もいい刺激を受けたので、その件は次回紹介することにする。