価値観の違い


いろんな写真のサイトを徘徊したり、話を聞くにことが多いが、腑に落ちないことが多い多い。
まずは、321話でも書いたが、Lレンズ崇拝者の不思議。
超望遠レンズは別として、ズームで揃えている人って多いのだ。それでレンズを制覇したような顔をして、単レンズを持っていないのだからお笑いだ。
まぁ、せいぜいズームリングが擦り切れるまでグリグリやってな。どうせすり減らすのなら、靴底減らして自分で動かんかい。
ライカオヤジとは、また少し趣向が違うようだが、私はまだライカの方が使ってみたい気分になる。安ければひとつ欲しいと思うが、ライカ沼にはまろうとは思わんな。

EOS−1Vなどを喜んで買ったはいいが、いつも重い重いと嘆いてるヤツ。本当に重いのか、自慢するネタが無いからそんなことをほざいて、見せびらかしモードにはいっているのか・・・。
とにかく、機材が重いやら腕が張ったやら、耳障りなんだよ。
プルプル腕が震えるんだったら、軽いカメラにすりゃいいんだ。
私は腕力があるので、それが分からないのかもしれないが、撮影した翌日は太ももが張ることが多い。前後左右に上下の動きが激しいからであるが、特に中腰になることが多いので、それが効いているようだ。
ついでに、初心者だから・・・と常に言い続けているヤツもいい加減にしろよな。

それと、最近目に付くデジタル一眼レフを、無理して買っちまうヤツも、よーわからん。
そんなにいいのか? そのよさがフィルム代や現像代がかからないからって答えは許さんぞ。せいぜい、銀塩カメラとの差額分をきばってシャッター切って取り戻しーな。
さらにデジタル画像が速攻で作れるからってのも、理由にならんからな。デジタル画像しか作れんのだから当然じゃ。毎月数百カットのデジタル化をしている私に言わせりゃ、そんなこと偉くもなんともないわい。

実際、デジタル一眼買った人の言う事って、その二つだけしか聞いた事無いで。
結局は、速報性が重要視される報道でしか、使い道がないと思っていて、この前のオリンピックだって、女子マラソンが終わってすぐに高橋尚子が表紙のグラビア誌が日本で売られてたが、その画質が悪いったら、ありゃしない。
あっ、ひとつ便利なことを思いついてやったぞ。撮ってその場で露出が合ってるか確認できるってのがあるな。撮った後にモニター見ながらブツブツうるさいんだよねー。でも、撮りっ放しでつまらなくないかや?
それと、スキャンとレタッチがヘタクソなヤツにとっても便利ってことかもしれないが、大した画質でもないわのぉ。
自分でプリントしてる人と、0円プリントしてる人の差に似てるのかもね。

ポートレートを黙って撮ってるヤツ。少人数の撮影会で黙りこくってじ〜っとモデルを追いかけてるだけのヤツ。
また、私は流れで撮る事が多いが、ある人は何を考えているのか、どう見ても分解写真にしか見えないようなものをダダダッと並べていたりする。
そこから、何を感じろと言うのであろうか・・・。その間、何の工夫も感じないし三脚でカメラを固定しているように、身体の動きも気持ちの動きもあったもんじゃない。
そして、その連続シャッターを切ることが、何かを引き出すリズムになっていないのだ。だから、ゴルフスイングの分解写真と同等に見えるのだ。
撮影会に行って、写ってるだけで絵になるモデルばっかり撮ってると、絶対何かが抜け落ちたカメラマンになっちまうでぇ。一回素人モデルを撮ったら分かるはずや。

<−戻る