久々の茜ちゃん


忘れた頃にやって来るって感じか、最近また私の替え玉がよその掲示板で偉そうに語っちゃってるみたいで、不幸にもその被害者に当たってしまった人から、うちの掲示板に書き込みがあった。
私のまったく知らない人からの書き込みは珍しいことではないが、どうも引っかかったのでリサーチしてみたら、案の定私の名前で良からぬ事を書き込んでおった。
まぁ、この犯人はこれを読んでいる事だろうが、私の名前を使ったことで何か都合がイイって思ったのであろうが、いろいろつまらんことを考える暇な人がいるもんだ。
それとも何かい?私の名前で書き込めばそれだけ説得力があるって思うほど私はイイ写真撮ってるってこと? テヘヘッ、また刺激しちゃったかなぁ?!

ってことで、どうでもいいヤツの話題はこれぐらいにしてと・・・ 土曜日は久々に茜ちゃんに会いに行って来た。去年の8月以来であるから、かれこれ半年近くご無沙汰だったのだ。久しぶりに神戸に来るってことで気にはしていたのだが、もうひとつ会いに行こうと思い立ったきっかけは、最悪の天気だって予報が出ていたからである。

来月からの脱サラ&職業写真家としてもスタートすることで、充電中の私はカメラを持っていくつもりは最初から無かった。ただひとつだけ、面白いレフを持って行くつもりであった。そのレフは、まったく違う用途のために作られたものであるが、780円と言う値段からは考えられないほどのコストパフォーマンスと面白い効果が期待できるシロモノとして、今後の私の撮影には欠かせないものになりそうなのだ。
これを丸レフのように、クリクリっと折りたためば20cmちょっとになるので、こいつを持って行って、最悪のコンディションの撮影会を、少しでもいい状態にしてあげようと思ったのである。

そんなわけで、強い雨が降るメリケンパークに私が着いた時には既に撮影会は始まっていたが、私が近づいて行くと、最初に茜ちゃんに見つけられてしまい「あーっJoeさんだー、明けましておめでとうございます」なんて先手を打たれてしまった。相変わらず元気な茜ちゃんだが、天気が悪いので、イマイチ彼女らしさが出せないって感じでのモデルっぷりであった。当然、寒いは雨が降ってるはで条件が悪くカメラマンの数も少ないので、それもいまひとつノッテけない状態に繋がっていたのかもしれない。
しかし、カメラマンとしては天気のコンディションは悪かったが、それと引き換えに撮影会とは思えないほどの距離感を手に入れるチャンスであり、持って行きようではマンツーマンに近いパターンに持ち込めるめったに無いチャンスでもあるのだ。

カメラも持たないで行った者の戯言はこれぐらいにして、とにかくいい光を少しでも作ってあげて、この悪条件の中で頑張っているモデルとカメラマンにいい作品を作ってもらって、高い参加費の元だけでも取って帰って欲しいと思ったのである。
で、このレフは一般の写真用レフよりも、かなり反射率の高い銀レフとなっており、オヘソの位置で使うだけでも半段以上は明るくなるし、バストの位置まで上げて軽くU字状にすれば、バッチリと光が回るのである。また、これを使った時のキャッチライトもなかなかイケてる。茜ちゃんも気に入ってくれたし、レフ担当のアシスタントさんもノリ気だったのだが、主催者さんにはそんな私の行動が気に入らなかった人がいたようで、ダメ出しが出てしまった。

私は、茜ちゃんと篠崎ゆきちゃんに対してコイツを使って少ない光を少しでも稼いでいたのだが、一人で4人のモデル全員に平等にってのもなかなか難しい。物理的に当然の事であるが、それは撮影会全体を通して考えれば問題であるには違いないし、私も納得である。しかし、もっとカメラマンにイイ撮影をしてもらいたいと思ってのレフワークが出来てない状態で、そんな私の行動が鼻についただけであれば実に残念なことである。

それと、もうひとつ。私が来月からサラリーマンの趣味としてではなく、仕事としても撮影をし出すことを茜ちゃんに告げた。そして、仕事としてお願いすることがあるかもしれないってことも了解してもらった。クライアントとの関係もあるが、場合によっては作品撮りのモデルとしても声をかけて行くことが今後あるかもしれない。


<−戻る