YUKAちゃんとの初セッション


東京での撮影から一週間が過ぎて、YUKAちゃんは昨日の日曜日はACCESSの撮影会に出ていたようだ。一度はYUKAちゃんに会いに東京に行かなければ・・・と思っていたが、今回は仕事と言う機会を得て撮影することができた。
これは年明け早々ラッキーなことだと思いながらの上京であった。しかし、仕事である以上撮り損ないは許されないわけで、増してや撮り直しなど出来るわけもなかった。
アマチュアで趣味として撮るのであれば、ホームランを狙って四打席連続三振だって構わないが、仕事となると、ミートに徹してアベレージをあげる必要が出てくる。
それに加えて、今回は大振りしても芯に当てる自信がある、撮影とは違ってオール室内撮影となっている。それはYUKAちゃんとの撮影以外のパンフレット内で必要なカットすべてがそうであった。
この室内撮影については、去年の暮れに部屋でヌードを撮った時の経験がちょうどいい具合に参考パターンとして存在し、結果が計算できていたし、その時に感じた反省点もここで活かしてみようと思っていたのである。
撮影自体はいつものようにポジで行ったが、今回はISO400のRHPIIIとタングステン用のEPTを持ち込んだ。今となって思えば、RHPIIIの時にもLBB12フィルターを使ってもよかったかな?って思うわけだ、1段と1/3絞り露出を食われたとしてもRHPIIIであれば大きな問題にはならないし、明らかにタングステンフィルムを使った場合と結果が異なるからだ。

さて、実際の撮影であるが、時間の関係上、初対面でいきなり撮影入ることになってしまったが、少ない時間で少しでもYUKAちゃんといい関係になっておきたかったのである。それには同席してくれた磯村氏がいてくれたことでYUKAちゃんがすぐにほぐれてくれたと思っている。それに撮影に使用した部屋の豪華さもいい話題のネタになってくれた。

20時スタートというわけで、外は当然ながら真っ暗である。室内も装飾品のスタンドの灯りだけの薄暗い状況で、そこにタングステン球で照明し、2枚のレフで起こす方法をとった。シチュエーションとしては、夜部屋でネットを楽しむYUKAちゃんであるから、もちろん傍らにはノートパソコンが欠かせないし、それを同時に写し込む必要がある。
レフはいつものように三脚で固定したロールレフをメインに、磯村氏が状況に応じて丸レフを操ってくれた。それと同時にバックの整理なども細かくやってくれて完全にアシスタントをさせてしまった感じだ。

無難に撮ることが前提だとしても、しばらく撮ってて、これで使えるカットはなんとか押さえることができたと感じてしまうと、どうしても少し冒険をしてしまいたくなってしまうものである。
夜の撮影だというのに、昼間の窓際のように撮りたくなってしまった。思い切って光を当てた銀レフをフレームインさせてそれを開け放った窓にしてみたりもしてるが、EPTを使ったケースは上手く雰囲気が出せたようだ。

撮影後は磯村氏とYUKAちゃんの3人でサンシャインの近くの居酒屋へ行ったが、YUKAちゃんは翌朝から他の撮影会があるし、飼ってるフェレットの調子が悪い事もあって早く送っ行かなければと思いつつ、気がつけば閉店までって感じ。

翌日は午後からの撮影で、間接的ではあるが大きな窓から自然光が入る状況であった。となると前夜とはYUKAちゃんの向きが逆になるわけだ。自然光であるから、普段の撮影の調子で撮ることが出来た。

今回、欲しいイメージは決まっているものの、モデルが誰だっていいような撮り方だけは絶対にしたくなかったが、それについては改めて肝に銘じる必要はなかった。逆にYUKAちゃんらしさを撮りながら、その中で求められているものを忘れないように・・・って感じだったというのが正直なところだが、それでよかったと思っている。
また、何度かすべてを取っ払って思うままに撮りたいと思った。今まで、写真でしかYUKAちゃんを見たことが無く、磯村氏から色々と聞いてはいたものの勝手に私なりのYUKAちゃん像があったが、実際に撮影を共にして、思った以上に撮りやすかったのである。撮られ慣れたモデルの悪い部分がまったく感じられなかったのである。実に自然体で素直な良さを持ち続けてくれいたのに感動して帰ってきた。


<−戻る