何でもカワイイ!にはついていけない


ヒラヒラのついた服を好む女性は多い。女の子の買い物などを見ていると、「これカワイイ、あれカワイイ」とかカワイイの連発である。若い女の子の集まるような服屋さんなど、その4文字だけの会話で間に合ってしまうのではないかと思うようなありさまで閉口する。
私は、どうしてもその何でもかんでもカワイイと表現する感覚が理解できないのである。と言うより、私はカワイイよりカッコイイが好みなので、身近な女性にはカワイイを押し付けないでくれと言っているぐらいである。だから、メイド喫茶など嫌悪感は感じても決して行きたいなどとは思わないのだ。
せっかくスタイルがいいのに、ヒラヒラがついた服ばかり着ているのを見ると、もったいないとさえ感じてしまう。デブもポッチャリも眼中に無い私だから、ヤツらが何を着ていようが関係のないことで、さっさと目の前から消えて欲しいだけである。ホントにポッチャリって便利な言葉である。それはボッテリの間違いだと教えてやりたい気分になるのが大半である。私的には、平均体重ぐらいがポッチャリであって、それ以上は何をか言わんやである。

女性に優しいのが、ポートレートを撮っているカメラマンだと思っているだろうが、決してそんなことはないのが、この思いっきりのセクハラ文章で分かったことだろう。
デブが嫌いなのが分かってもらえたと思うが、スレンダーなのが基本的に好きではあるが、お尻がペッタンコで骨ばっていたり、太股が細すぎてもう1本脚が入りそうなぐらい隙間が空いているようなのは、栄養失調のようでデブ以上に気味が悪い。
芸能人でも結構いるいる。十代の頃にベストセラーになったヌード写真集を出して、今では大女優と言われている人や、女医でありセレブタレントを気取っている痩せた子供のような体型で顔や言動と身体のアンマッチを感じる人。それから、なんとか魔神とか言われてた元大リーガー婦人も痩せ過ぎ。
あー、ちょっと毒を吐きすぎてしまったが、多少は女性らしい艶かしさは欲しいものだ。細けりゃいいってもんではないのである。少しぐらいお肉がついていても、撮影の仕方次第でスマートに撮る自信はあるが、痩せ過ぎはカバーしずらいのだ。
ふっくらと見せようとすると、どうしても短く写ることになってしまうから難しい。

最近はアメ村なんかに行くと、ほとんどと言っていいほどの割合で、女の子もジーンズをはいている。最近ジーンズは立派なファッションを通り越して主流になっているし、一昔前のGパンと言われていた頃にメジャーだったメーカーのジーンズなんて、お洒落な場所に行くとめったにお目にかかれない。永くはくのにはスタンダードなメーカー製でいいのかもしれないが、最近は新進気鋭メーカーが目白押しで2シーズン穿けば時代は移り変わっていく状態だ。3万円ぐらいは普通であるから、それなりに手の込んだいい作りになっていてシルエットもキレイだから、上手くはきこなしている子はかなりカッコよく見えるものだ。だが、半数以上がアンタがこんないいジーンズ穿いても、スーパーの1,980円のにしか見えないよ、って感じだ。でも、ファッション誌でもえちゃんとかの写真を見ると欲しくなるんだろうね。試着室で現実に戻ってかなりの葛藤があっただろうが、ダサいメーカーのを買うより、美脚に見えることに期待したんだろう。逆に言えば、スタイルと歩き方がよければメーカーなんてどうでもいいのだが。また、アメ村から北の南船場、西の堀江辺りに行くと、年齢層も上がるがそれなりに洗練されてくるようだな。

それだけ皆が同じようなジーンズを穿いて歩いているだけに、余計にカッコよさの差があからさまに出るのだ。でもさすがにスキニーはメーカーが商売のために流行らそうと頑張っていたようだが、意外にみんな自分を知っていたのか、さっぱり売れなかったようだ。その点ブツカは、多少膝下のシルエットに難があっても、それをすっぽり覆い隠してくれるし、短足をカバーするために高いヒールを履いてても、それも脚の一部として見せてくれるのだから、一斉を風靡したのは納得である。
ひざ上にまで難があって、脚の付け根からO脚だったり、太ももが細すぎる人はバギーってのがあるから安心だ。
OLや女子学生が制服を着てて、スタイルの差がはっきり出るように、ジーンズは誰もが履いてるからこそ、慎重に選ばなければいけないのである。私がジーンズを売ってる店の店員であったら、絶対に後悔させないのを選んであげるんだが。
そうそう、それとジーンズの上からスカートをはいてるのを見かけるが、なんでこんな格好してるん?と聞いたとしよう、そうすれば絶対に「カワイイから」と返事が返ってきそうだが、いったいアレは何なんだ?と常に感じている私なのである。
世間の大多数のオンナどもよ、頼むから何でも「カワイイ!」はやめてくれ。


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