最近のお買い物
ロールレフとそれを三脚に固定する自作のホルダーを盗まれてしまったので、マンツーマン撮影が出来ないわけだ。補助用に持っていた50cm程度の丸レフはあったが、ポートレートにはあまりにも小さい。
どうせ、使い倒したロールレフは買い換えようと思っていたのだが、自作のホルダーは気に入っていただけに惜しいことをした。ロールレフのオプションで固定用の器具はあるが、これがまったく使えないシロモノで、大きく重いロールレフの上端のパイプを挟むだけなので、レフ自体の重さで直ぐに垂れ下がってしまい、角度をつけて固定することは不可能であった。よくもまぁ、こんなものを堂々と売っているものだと呆れてしまう。普通に考えれば判断できるっつーの。
そこで、中央をしっかり固定して重さのバランスが取れ、クイックシューで三脚にすぐ取り付けられるホルダーをホームセンターで材料を買ってきて作ったのであった。そして撮影が快適になったのは言うまでもない。
レフを使ってきて思ったことだが、安物でもいいから早めに新しいものに交換する方がいいということだ。高いロールレフを永く使おうと思うのはよくない。屋外で風雨にさらされることも多いレフであり、海辺での撮影が多いと特に傷みが激しいようで、白レフが薄茶レフになってしまうからいい光が起こせない。洗濯機に放り込むのはさすがに躊躇するので、布用のクリーナーを使ったが、日焼けした汚れはいっこうにきれいにはならなかった。それと、大き目のロールレフは面積こそ広いが、キャッチライトが美しくないのである。女性のポートレートには、やっぱり丸レフなのである。
ということで、直径1m以上の丸レフとエツミのホルダーを購入した。そういうものが簡単にネットで探せて安く買えてしまうのは有難いことだ。また、この大型丸レフだが、銀/黒、金/白、そして、ディフーザーの5パターンの使い方が出来るのだが、作った人がもう少し頭を使ってくれれば・・・と思ったのは、購入前から気になっていたのだが、なんで銀の裏が黒なんだよ?ってことだ。ポートレートを撮る場合、銀と白を状況に応じて使い分けることが多い。それなのに、なんでやねん。銀面と白面を切り替えるには、ファスナーを開いてひっぺがし、裏返してすっぽり被せて、またファスナーを締める作業が必要となる。しかし、このファスナーがクセモノで、裏返した時はファスナーが動かしづらいのだ。そこでよく観察してみると、ファスナの断面は凸型をしており、その膨らんだ方が内側になった時は、抵抗が大きくなって動きが極端に悪くなってしまうのである。そ
んなこんなで銀と白を使い分けようと撮影中に思いついても、まぁいいかってことになるわけだ。確かに多用途ではあるものの、その便利さを活かしきれないのが残念なのである。ということで、銀/白のノーマルなレフを追加注文することになるだろう。
そういえば、最近タムロンのSP AF90mm F/2.8 Di MACROを買ったのである。ネットでは安くて有名なアライカメラが近くにあるので、在庫置き場となっている本店に直接行って買って来ることが多い。
近所に犬の散歩でよく行く大きな公園があり、最近は90mmマクロを付けたD300をお供させて、梅や椿を撮りながら散歩している。D300はボディー内手ブレ補正ではないので、手持ちのマクロ撮影はなかなか難しいわけだ。しかし、一度ヘビー級のGITZOを担いで行ったが、犬の散歩がメインであるから荷物になるし、セットに手間がかかるので一回でやめた。逆に重い三脚しか持っていない私が悪いのだが・・・
そこで、さっそく軽い一脚の購入を思いついて、ベルボンの5段一脚 ULTRA STICK 50LXを購入した。300g以下で縮長が37cmしかなく、伸ばせばちょうど目線まで伸びるのが気に入った。さらに、ロックレバーやナットが無く、パイプを半回転させるだけで伸縮自在なんて目新しい機能が売りである。この最短で37cmというのが、なかなか良くて、地面の花や落ち葉などを撮る場合に便利となる。
しかし、これだけでは使いづらいのでFLMの小さめのボールヘッドを乗っけている。それをD300に装着した状態で、散歩を愉しんでいるのである。あまり、撮影に熱中するのもMダックスのジュンが可哀想なので大した作品は撮れていないが、今日はD300の写真をアップしておくとしよう。ポートレートも撮っているんだが、ネット上に出せない事情があるので、これでご勘弁を。
それから、このD300でお気に入りの機能がある。それはレンズ毎にAF微調整が可能であることだ。EOS−1系でもAFの精度が悪くてヤバイ仕上がりに青ざめ、メーカーに調整させても満足が得られなかった経験がある。しかし、この機能のお陰で他人の手に任すのではなく自分で納得いくまで愛機のAFの精度を追い込めるのが嬉しい。さっそく、AFチェックシートでタムロン・マクロも調整しようと思ったが、他のニコン純正レンズと違ってジャストであった。とは言っても殆どMFでマクロ撮影しているので、皮肉な結果であった。AFは精度もまだ完璧ではないのに、AF時代になってからファインダーでピントの山が掴みにくくなっている。合わないAFで撮影すると非常にストレスが溜まるし、精神衛生上かなりよくないのは誰もが分かるだろうが、それが無くなることは非常に爽快なのだ。
デジタル一眼も画素数が1,000万画素を超えるまでに上がってくるに伴い、AFもかなりの精度が要求されるようになってきてる。そりゃ、モニター上で瞬時に当倍に拡大出来てしまうのだからメーカーも大変だ。その部分をユーザーに調整させるというのは手抜きなのかもしれないが、D300を使うレベルのユーザーにとっては、新しいレンズを購入した時のAF精度チェックは楽しい作業だったりして、それを分かった上でこの機能を搭載してきたとしたら、ニコンもなかなかやるじゃないか。