楽しみが増えた秋到来


なんとなく、秋の気配を感じるようになってきた。そろそろ、撮影にもってこいの季節の到来だ。春より秋が好きな私で、桜より紅葉の方がが趣があって好きなのだ。確かに冬から春へと季節が移る時期は、気候的にも気分的にも悪いものではない。その点、夏が終わって秋になると、何気に淋しさを感じるのは私だけではないだろう。
猛暑の後は、寒い冬が来るとよく言われるが、気温が下がるとターボ車は元気が出るのが体感できるのである。
太陽が出ている時間が短くなるのは淋しいが、今年のように暑くてはどうしようもない。PCだってクーリングファンが唸りをあげることが多かった。
Mダックスのジュンもひんやりした玄関先のコンクリートで寝転がっていたが、最近は元気よくしているようで、ヤツは秋の訪れをどんなふうに思っているのだろう。
なんて思ったのもつかの間、思いっきり残暑がやってきやがった。でも、暑いぐらいで音を上げていたら豪雨で被害に遭った地域に申し訳ない。ポートレート仲間の神谷氏は岡崎だが、大丈夫だったのだろうか。

まなちゃんとの撮影でよく思い出す尾道ロケも秋だったが、天気がよければ光がいいのである。撮影にとって太陽は大事だが、真上からギラギラ照らされ続けてもいいことはない。その点、これからは昼間でも真上から光が射すことはなくなる。常に斜めの光で撮影できることはポートレートにとって都合がいい。
D300になってから、マルチパターン測光を使っていこうと宣言したものの、最近はスポット測光を使うことが増えてきた。露出のシビアなリバーサルでスポット測光+AEロックが私の撮影パターンとして確立されているので、どうにでもコントロール出来る自信がある。
マルチパターン測光の癖を掴んで楽をしようと思ったのだが、逆にしんどい思いをしていることが多いのである。多少露出が前後しても調整が楽なデジタルであるが、リバーサルの感覚が抜け切らない私としては、すんなりとは受け入れ難い部分がある。そんなわけで、前言撤回とまではいかないが、今後スポット測光を使う頻度が増えることは間違いなさそうだ。
そんな結果を予感していたのか、私はAEロックの保持時間を延ばすカスタマイズしているのである。

とかなんとか書いているが、ここの更新サイクルが伸びている今日この頃であり、意識は新しいクルマの方に完全に行ってしまっている私であると白状しておこう。
後々のトラブルのことを考慮したのと、前オーナーの色に染まっていないのがよかったので、ホイール以外はノーマル車を買ったのである。ワンオーナー車だったのも選んだ理由のひとつである。転々とオーナーが変っているクルマはどこか不具合が出ていることも多いし、愛情を持って乗られていないことが考えられる。
記録簿を見て驚いたのだが、これまでずっとディーラーで点検と車検を受けており、当然のことながらリコールが出ていた部分はすべて対応済みだし、ディーラーでしか見てくれないような部分までしっかりと保守が行き届いているようだ。それと、最近ミッションをASSYで交換してあることも分かった。どうりで、まったくシフトショックが無かったわけだ。オイルというオイルはすべて交換されているし、禁煙車だったこともあって室内も綺麗なものだ。

そんなクルマも納車の翌日には私の手によってイカリングを組み込んだヘッドライトに交換され、来週は足回りの交換を控えている。イカリングとはなんぞや?ってことだが、BMWによく見かけるライトのバルブの周りにリング状の輪が光っているあれだ。それのパクリってことだが、BMW以上にカッコよく作られているのだ。これは、ネット上で探して譲っていただいものだが、納車前には手元に届いていたのである。また、それの製作者とは同じ兵庫県であり、同じクルマのオーナーと言うことで、仲良くさせてもらうようになった。
やっぱり、長年そのクルマと付き合ってきたユーザーと仲良くなるのは、色々とメリットが大きいわけだ。その先輩オーナーの前のクルマが私も同じだったことも、偶然とはいえ好みが似ているのだろう。
しかし、D300でのシステム充実を考えている私であるが、仲間のクルマを一度でも見てしまうと、100%クルマにつぎ込んでしまいそうで恐いのである。それを見越していたからこそ、高価なAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDを先に買ったのであるが、この予想は的中していたようである。


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