ヤバイ師走だ


とにかく夏以降かなり忙しくしており、ここの更新もままならない状況である。写真ネタで書くだけなら、いくらでも書けるが、実際に写真を撮っていないとその気も失せるわけだ。
最近は新機種のチェックもしていなかったが、どうもD3Xなるものが出たらしい。90万円ほどらしいが、それを買うべきか悩んでいる人も多いことだろう。モデルチェンジのサイクルが長かった銀塩時代ならまだしも、この時代にド素人が手を出して元が取れるのかははなはだ疑問である。どうせそんな人は次のフラッグシップが出たらまた欲しくなるのは分かっているので、よっぽどの金持ちでない限りは、写真を撮ることを純粋に楽しめるのだろうか?と余計な心配をしてしまうのである。

D300が今では10万円台前半で買えてしまうのを考えると、平均的な国産車のユーザーがフェラーリを買うようなものだと冷静になって欲しいものである。ポルシェやフェラーリなら3年経っても価値はあるが、デジタルカメラは過去のモノになっているのである。実際は必要にして充分な性能のカメラであっても、最新のデジタル機器を追い求めている人から見れば、興味の対象とはならないのだから不思議な人たちである。
毎日毎日、一流企業の首切りのニュースが飛び込んでくる。ボーナスが出た人まだの人、はたまた今年は出そうもない人もいるだろう。それどころか来年早々から路頭に迷いそうな人もいるかもしれない。こんな時代にたがが写真の趣味に90万円もする賞味期限の短いシロモノを買う前に、頭を冷やしてじっくり考えることをお勧めする。

私はD300からデジタル一眼を使っているが、D200からだったとしても対して不満なくD3ユーザー以上の作品を撮っていることだろう。
買えない者の負け惜しみのように聞こえるかもしれないが、そこそこの機材さえ与えてもらえば充分だということだ。同じ90万円を投資するなら私はレンズを揃えたいわけ。大口径の望遠ズームは買う予定だし、シフトレンズもまだ忘れたわけではないが、私の好きな焦点距離のレンズがDXフォーマットのD300ではちょっと中途半端になりそうなので今のところはスルーしているのである。

大口径の望遠ズームだが、ニコン純正にはこだわらず、シグマでもタムロンでもいいから買っておこうかと思っている。18−200などのキットレンズでは、どうしても絵をコントロール出来ないのである。紅葉した枝が折り重なっているようなシーンを撮っても、手前から奥までピントが来てしまうものだからごちゃごちゃしてしまい、後で仕上がりを見てがっかりしてしまう。
レンズの特性を活かすには、DXとFXの両方を使い分けるのがベストだろうが、邪魔臭いしDXに結構慣れてしまったので、当分はD300と仲良くするつもりである。

この時期は撮影機材を買ってばかりいられないほど、出費がかさむわけで、繋ぎとは言えステーションワゴンを買ったので、そっちも色々と手を加えたいところが山積みだが、今のところは我慢しているが、クルマが変ったことの新鮮味が薄れてくると、じっとしていられなくなるのは過去の経験からも明らかだ。おとなしくオーディオに手をつけるか、恒例のブーストアップを行なうか悩むところだが、ガソリンが急に安くなったこともあって、パワー志向になりそうである。
それに冬場になると最低でも一着はレザーのジャケットを毎年買ってしまう私なのである。今年は、歳を考えるとギリギリといえる赤いシングル・ライダースを買ってしまったのである。赤と言ってもピカピカの赤ではなくて、ウォッシュ加工と引っ掻きキズなどのヴィンテージ加工が施されて派手な赤ではもちろんない。私に合うサイズに珍しく巡り会えたので迷わずゲットとなった。
この冬は急に寒波がやってくるので、ムートンの出番も増えそうだが、20年近く前に買ったムートンがあるが、黒いB−3でも買おうかと思っている。そういえば、この古いムートンは10年前のまなちゃんとの撮影で使ったものだ。それだけレザーを買いまくったら、モンクレールのダウンでも余裕で買えていただろう。軽くて肩も凝らないダウンだが、どうしてもレザーに目が行ってしまうのである。雨が降ると普通レザーは着ないものであるが、私ほどレザーを沢山持っていると、雨用なんてのもあったりするのである。それは、海外からのUSEDだが天然ヴィンテージと化している。
出費といえば、もうすぐクリスマスもあればお年玉も用意しておかなければならない。それに加えて、今年は家の改築でかなり出費が重なったので、高いレンズや最新のボディを欲しがっている場合でもないのである。


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