今年もしたいこといっぱい
私の得意な撮影であるTS−Eレンズを使ってのポートレートだが、最近は魚住カメラマンマンが常用しているようだ。それは写真を見れば10年以上前から使っている私にはすぐに分かってしまうのである。まぁ気に入って当然であるが、最近かなりお気に入りの様子だ。
プロの間でも、まなちゃんとの『素顔のままで』は話題になっていたそうだし、結構ネタを探しに閲覧していたと聞いたことがある。
デジタルではレタッチでTS−Eレンズを使ったような加工は簡単であるが、レタッチと光学的に撮るのはまったく違うと考える人は私だけではなく沢山いることだろう。
魚住氏がパクったとか、そういう次元の話をしているのではなく、やっぱりいいでしょう?ってことである。実際に、魚住氏と同等に名の売れたカメラマンから律儀に連絡が入ることもあるが、そんなことをされたら逆に困ってしまうのである。誰もが他人の作品を参考にし、自分の引き出しを増やしていくのがこの世界なのだから。
最近の想いとして、ニコンでPC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED を使いたいのである。そうなると、D300だと67.5mmの焦点距離になってしまう。だからと言って、 PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED は使えないのである。X1.5倍すると36mmではあるが、元々が広角レンズであるから目的が違ってくるのである。絶妙な45mmの焦点距離でありながら、顔が小さくて脚が長いモデルの喜ぶ写真が撮れてしまうのがシフトレンズなのである。
185cmと長身の私でも、しゃがまないでそれが出来てしまうのも大きい。アイレベルで撮っているのに、広角で下から撮ったようなフルショットであって、しかもパースが自然な写真となり、ぱっと見は気がつかないがどこか不思議な感じがするはずである。また、広角であると顔を中心にフレーミングしないと顔が大きく写ってしまうが、シフトレンズであればそれがないので、顔から足先までをフレーム全体に配置することができるわけだ。
45mmで慣れてしまっているので、67.5mmでどうなるのかってところで悩んでいるのである。フルショットを撮る場合、67.5mmはちょっとモデルとの距離を感じてしまいそうなのだ。
このレンズのためにフルサイズのボディを買うことになると、レンズとセットで50万円以上は確実に飛んで行ってしまうのであるから、馬鹿らしいとも言える。
一度、D300のファインダーで正確なMFが可能かも含めて、試写してみたいものである。やっぱり、45mmがいいとなるか、67.5mmを意外に気に入るかもしれない。
とは言いつつ、レンズの中心を使うAPS−Cフォーマットでどれだけシフトレンズの効果が得られるかが最大のポイントなのである。そこがネックとなれば、気に入っているD300だが私にとっての欠点がひとつ見つかることとなる。APS−Cフォーマットは周辺の光量落ちも少なくレンズの美味しいところを使うので有利であると言われているが、それが逆の目に出てしまう恐れがあるのがシフトレンズかもしれないのである。
大きな出費になりそうだが、最近はカメラに大金を投入するのが苦しくなっており、旧車の部類に入りつつある愛車のエンジンに手を入れだしたことで色々と出費がかさんでいるのである。そうなるのは想定内で敢えてターボ車を選んだのである。
自然吸気エンジンであれば、速攻でパワーを得ることは困難であるが、ターボであればストレスを感じないパワーにするのにはそれほど苦労はしない。
初めてのメーカーの車種であるので事前にかなり情報収集をしたのは言うまでもないが、パーツさえ揃えばDIYできるのが強みである。
また、パーツもネットで簡単に手配できてしまうのだから、こんなに楽なことはない。とは言え、V6のツインターボともなれば、エンジンルームはびっしりで、何をするにも配管を外すことから始めなければならないし、狭くて手が入らず苦労するわけだ。昔のロータリーエンジンなんかはこの上なく楽だったのに。また、歳のせいで半日もエンジンルームを覗き込んでいると腰痛に悩まされるのである。しかし、ターボの立ち上がりを早め、圧を高めた効果は日頃のストレスを一気に解消させてくれるのである。
さらに、ネット上で知り合った先輩オーナー達と先日会ってしまったものだから、チューニング熱は高まるばかりである。そろそろ静かに乗ろうと思って、マフラー交換を我慢していたが、先輩たちの排気音がそれほどでもなかったので気が変わりそうである。また、コンピュータを替えるつもりなので、急いでプラグ交換もしなければならないのである。しかし、そのプラグ交換がかなりの難題であり、腰痛が再発することが確実なのだ。ディーラーのお世話になるのは好きじゃない私なので、時間を作ってやってみるとするか。