次元が低い世の中だ


政権交代前に自民党が民主党のマニフェストを実現すると必ず破綻すると批判していたが、その通りになりそうな臭いがしてきた。しかし、この半年ぐらいニュース番組が面白い。政権交代で景気が回復するような期待などさらさらないから、ドタバタ劇を気楽に楽しんでいる。国会も始まったが、野党・自民党の批判に対して、鳩山首相はあなた達に言われたくないの連呼で、少しも質問に答えていないのには、これほどレベルの低い会議もないなぁと思う次第である。
途中で芸能人の薬物事件や、結婚詐欺&連続殺人の小太り偽セレブり女なんかもはさみながら、見てて飽きない。
ドラマの方に目をやれば、ジャニタレやパッと出の若手女優ばかりでつまらない時期が長期に渡っていたが、最近はややましになってきたような気がしないでもない。

後は、世界遺産をキレイな映像で見せてくれるNHKの放送もいい。地デジにして良かったと思える番組の最たるものではないだろうか。先日はロッキー山脈をやっていたが、飛行機から見たロッキー山脈の美しさを思い出してしまった。
NHKのこの手の番組は、カメラマンが納得いく絵が撮れるまでじっくり粘っているのが分かるぐらい、妥協なくちゃんとツボを抑えているからいい。その辺が民放との大きな差であろう。

一方民放は、くだらないお笑い芸人の番組や、馬鹿さを競うようなクイズ番組と、司会者が番組を私物化しているようなものもあって、バラエティ番組はあまり見ることがなくなった。しかし、こういうのが一番視聴率がいいらしい。
野球放送も、今は関西では阪神戦しか放送が無いとも言えるが、肝心のクライマックスシリーズに出れるか出れないかの大事な試合の放送が無いのも腑に落ちない。
私は阪神どころか阪神ファン自体も苦手であるから、ラジオなんか同じ阪神戦を複数の放送局が流しているのはつまらないものである。

ドラマも最近は相棒なんて刑事モノが大人気のようだが、どこが面白いのだろう。
時代劇も興味が無いからいいTVを持っていても、あまり楽しめていない。
最近は、病院を舞台にしたドラマが人気のようだ。一時期裁判モノも多かったが、流行があるのだろうか。
私が子供の頃は青春ドラマがめっぽう多かったが、最近は人気が出れば必ず映画化されるパターンで、またかって感じである。
今はTV局がバックにつかないと映画を撮りにくい時代だと角川春樹氏が嘆いているが、核心を突いた映画を期待している。なんでも、警察の内情を暴く映画だというから楽しみである。警察批判の映画を撮るのは困難を極めるようで、撮影許可が下りなくて大変だったようだ。

最近は、教師と警察官の不祥事が毎日のように起きている。特に猥褻事件が多いのには驚かされるが、教員試験は面接を最重視してもらいたいものである。しかし、大体こういうヤツらは自分の本性を隠すのが得意だからな。
まぁ、子供にしか興味が無いのは、一種精神病みたいなもので、風俗に行っても子供の風俗嬢はいないから可哀相といえば可哀相かもしれない。
以前、ヌード撮影会の会員になっていた教師を知っているが、彼は普段からストリップ劇場の常連だったらしい。いい写真を撮りたかったのか、女の子のフルヌードを目の前で見たかったのかは、はなはだ疑問である。
今は、写真もデジタルになって、銀塩時代のように現像する必要がなくなったから、そういう写真が好きな人たちは楽しくて仕方が無いことだろう。

私も数多くヌード撮影を行っているが、過去に一度も現像段階で待ったがかかったことはない。下品なヌードを撮らなかっただけではあるが、モデルが気持ちよく肌をさらす撮影とはそういうものだろう。
ヌードモデルと話していても、嫌な思いをしていないモデルなどいないのではないかと思えるほどで、世の中、犯罪者になっていないだけで、危ないヤツはとんでもなく多いのは事実。
最近はモーターショーのキャンギャルが不況の影響で減っているらしいが、ヘンタイたちはさぞかし悲しいであろう。私は顔見知りのキャンギャルに頼まれて、ローアングルからビデオ撮影しているヘンタイに膝蹴りを入れたこともあるが、ヤツらは自分がどんなに醜い姿で撮影しているのか自覚しているのだろうか。
こんな感じで、最近は低次元なヤツが多いわけだが、実に嘆かわしいことである。


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