撮った写真


写真とは、撮る行為があり、その中から自分の気に入ったカットを選ぶ行為までが写真撮影
であると思っている。技術的に上手く撮れてるか否かだけに止まらず、いい表情であるか、
また、無駄なものが写り込んでいないかなど、沢山セレクトする時の要素はあるはずで、そ
れらをを見抜く目を養うのも大切なことで、それが撮影の時にフィードバックされるのであ
るから、考えるまでもなく腕があがるということで、入門書ばかり読みふけって頭でっかち
になっても、実践が伴わなければあまり意味の無いことであろう。

しかし、自分が好きな写真とかをじっと見ておくと、けっこう頭に残っているもので、実際
に被写体と向かい合った時にふと、それらのイメージが浮かんできたりするものである。
上手い人の真似はどんどんするべきだと思うし、音楽のようにそっくり真似をしても、盗作
になったという話は聞いたことが無い。まったく同じ写真をとろうったって無理であるが。
真似することから何か発見があったりして、自分の引き出しが増えていくのだと思う。

カメラの中に未撮影のフィルムが残っているからと、何ヶ月もそのままのしている人が多いが
、あれはやめて頂きたい。
年末年始にしこたまVTRに録画した特別番組もほっておくと、そのまま見なくなり今頃には
何を録画したかさえ忘れ、挙げ句の果てには全部巻き戻して12月にまた次の年末年始のTV
を録画してしまうという、実に馬鹿げたことを繰り返している人達がなんと多いことか。
見たい時が写したい時である。写真が上手くなりたければ湯気が出ているうちに腹の中に入れ
てもらいたいものだ。

次に撮った写真は、出来れば誰かに見せて欲しいと思う。それは決してプロ並みの技術を持っ
た人である必要はない。だれでもいと思う。逆に中途半端にかじった人は自分のスタイルを
押しつけかねないので、偏らずに多くの人の目に触れられればいいのだが。
事実、プロカメラマンの撮った写真は、プロの写真関係者が見るのではなく、一般大衆がお金
を出して雑誌を買ったり、ポスターを見たりするのであるから。
結局、私の言いたいことは撮った写真は、自分の殻の中でこっそり楽しむのではなく、他の人
に見てもらってこそ、価値が高まると思っている。こっそり一人で見るなんてクライおたくの
することだ。だからカメラ小僧はヘンな奴ってレッテルを世間が貼るのだ。
しかし、エゲレツな写真を撮って投稿写真の雑誌に載せてもらうなんてのは最低最悪である。
そう言えば、あの手の写真は何故あんなに低レベルの写真が多いのであろうか?
最近問題になっているネット上での猥褻写真であるが、あれはいったい何なんだ? ひっ捕まっ
て当然であり、あれを芸術だとは誰も認めてなんかくれない。

ネット上の写真についてであるが、画像データとしての質が悪いものが多すぎる。よくもまあ
平気であんな写真をアップしているものだ。アップするのであればもっと勉強して欲しい。
画質が悪い上にファイルサイズが馬鹿でかい!数百Kバイトの画像をネット上で公開するなど、
何を考えているのか、頭を疑いたくなる。
結局、撮影時にしっかりとしたピントと露出で撮られていないのが大きな原因であると同時に
レタッチ・ソフトでの画像データ作成技術が分かっていないのであろう。

ここ、Joe's galleryでは1000枚を超えるJPGとインターレスGIFの画像
が収められているが、現在の全容量は35Mバイトであるので1枚のJPGが50Kバイトそ
こそこなのである。今となって反省点は各サムネイルのインターレスGIFが少し大きすぎた
のではなかったか?ってことである。それは最近このサイトのあるプロバイダーでNTTPC
というでっかいバックボーンを持っているはずのInfoSphereのサーバーがすごく不
安定であり、パフォーマンスが悪くなってしまったのである。これには参ってしまう。
実はこのサイトを公開するに当たり、ホームページの容量に余裕があって、パフォーマンスが
安定しているプロバイダーを探し回り、やっとInfoSphereを安住の地であると判断
したのだが・・・


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