スキャナー換えたい症候群
やってくれよりましたで!またNikonが・・・・
と、言ってもカメラやレンズじゃござんせん。フィルム・スキャナーなのである。
この春にLS−2000が発売され、続いて最近COOLSCANVが発表されたのだが、私が使
用しているのはCOOLSCANUであり、今年の初めに買ったものである。
その経緯は以前書いたと思うが、CanoScan2700Fがあまりにもひどかったので、急遽
買い換えたのである。
それで、COOLSCANUでほぼ満足していたのであるが、今回Vとなって生まれ変わったので
ある。LS−2000が発表された時は、¥198,000という値段もあり見てみぬふりをして
いたのだ。しかし、今回Vの発売が7月ということでNIFTYのNikonのフォーラムで情報
収集した結果、¥99,800という事で俄然気合を入れてスペックの詳細を調べてみた。
APSがアダプターにより使用できるとあるが、そんなもんどうでもいいのだ。
別売のオプションで良かった!
高画質を実現する機能が気になるところだ。
◇イメージフィックス機能
フィルム上のキズ、ホコリ、カビ、指紋等のの情報を検知し、それを目立たなくしてくれる機能で
あるらしい。
これは、私がスキャニングに一枚5分と言っているが、そのうちの半分以上を費やしている作業で
ある。実際フィルムにこすりキズのようなキズが付けれて現像が挙がってくることも多く、困って
いたし、フィルム上にはブロワーで丹念に吹き飛ばしても取りきれないモノも多い。
この機能を使うと、微妙に仕上がるが軟調になるらしいが、比べてみてやっと確認できる程度らし
いので、ヨシとする。
とにかく、効果のほどはNikonのWeb−Pageで確認して頂きたい。
◇10bit A/D変換
これは、COOLSCANUの8bitからワンランク・アップである。これによりどれだけ階調
の幅が広がるかが楽しみである。
◇ニコンカラーマネージメントシステム
これは、オリジナルの色を最適に調節してくれるようだが、難しいことはよく分からないが効果は
ありそうである。しかし、CanoScan2700Fでも同じような機能があり、これが曲者で
画質が悪いと文句を言ったら、この機能はOFFにしてくれと解答されたことがあるので、イマイ
チこの手の機能に信頼度が低いのである。
ここまで来たら覚悟を決めてLS−2000を恐る恐るチェックしてみることにしよう。
COOLSCANVに対して、10万円の値段差をしかと見届けてやろうじゃないの。
◇マルチサンプルスキャニング
シャドー部のノイズを軽減するため、フィルムの高密度情報を複数回スキャンによって徹底収集。
いきなり、私がよだれを垂らすような機能が付いている!私はこのシャドー部のノイズとの戦いを
ずっとしてきたのである。その為にローキーな画像の作成が憂鬱であった。
これが本当に解決するのなら・・・・
◇12bit A/D変換
LS−1000が12bitであったので当然である。
10bit以下とはとんでもないほどの差があるらしい・・・・
基本的にこの二つがCOOLSCANVとの差になるのだが、この二つが見事私の求めていたモノ
とバッチリ一致するのである。
今となっては、COOLCANVなど眼中にない状態である。こうなることは初めから分かってい
たのだ。だから、LS−2000の記事を避けていたのに・・・
私は、ここの撮影雑記でいろいろ書いてきたが、そこに出てくるいいレンズや微妙な表現方法に対
して、納得させられるだけの画像が出来ないでいるのだ。実際にポジを見てもらいたいのだが、こ
ればかりはどうする事も出来ないもどかしさがあった。
今の私には、pentiumUの最速マシンより、LS−2000の方が遥かに魅力的に見える。
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