今後の展開
朝方になると涼しくなってきましたなぁ。私は午前3時より早く寝ることはほとんどないのだが、
盆明け以降、秋の気配を感じるようになった。日も短くなってきたし、確実に秋が近づいているよ
うだ。
これからのシーズン、11月いっぱいまで撮影がたて込んでいる。個人撮影の予定も現段階で三人
いるし、その他もろもろ撮影の機会が非常に多い。
しかし、これと言って撮影のプランが完成している訳でもなく、最近は過去に実績のある方法の焼
き直しのような感じであった。ほぼ失敗なく撮れる安全策をとっていたような感じであり、新しい
ことへの挑戦がイマイチ盛り上がることなく、ここ一年を過ごしてしまった。それはネット上で発
表する機会が増えたこと大きな原因となっていて、しっかり押さえておこう・・・という意識が強
かったのではないか。だから、このような写真を小さくしてしまうような枠から抜け出して、以前
のように、もっと挑戦する期間が必要に思えてきた。
何年か前にそうやって、経験したことが今では、私のパターンとして確立できているし、ある程度
の引き出しとなっている。それにまなちゃんのようなモデルに助けられていたのである。
その引き出しを増やす時期がまたやってきたように思っている。だからしばらくはネット上に発表
することを前提とした撮影より、新しいことを試してデータを取り自分のパターンを見つけること
を優先する撮影に移行していくつもりである。
そんな撮影は、二通りあって、一般の撮影会に参加してでも可能な、撮影技術だけのケースと、モ
デルにも強力してもらう必要があり、個人撮影でなければやりにくいケースがある。また、その撮
影でのモデルは、そんな私の意図をちゃんと理解してくれることが条件である。ただ単に美しく撮
られることだけしか能がないモデルでは困るのである。結構そんなことに乗り気になってくれる、
ありがたいタイプのモデルもいるのだ。そんなモデルは普通に撮っても、やっぱり一味違う部分が
あることが多い。向上心があるんだろうねぇ、そういうモデルは。
だから、必然的に友達を使うことが多くなるが、今BBSで大活躍のmiwaなんかは、私の時は
失敗ばかりとご機嫌斜めなのだ。しかし、miwaを撮影したことで得られたデータは今の私のポ
ートレートのベースとなっている。それには本当に感謝しているのだ。その恩返しもちゃんとしと
かないといけないよなぁ・・・ 紫外線が苦手なmiwaが炎天下の下、六甲アイランドの波止場
なんかでモデルになってくれたんだから・・・
今、考えているのは、新しいフィルムを使ったり、フィルターを使うとかではなく、今までとまっ
たく違ったポートレートを撮ってみようか・・・と計画中である。しかし、具体的なイメージがま
だ完全に固まっていないというのが正直なところである。
ただ、女性のモデルをバックをぼかし、奇麗な光の下で、完璧な露出とピントで撮るというのでは
なく。モデルとの距離感とか、空気感を大事にしていきたい。もっとモデルを一人の女性として、
写真の中で大切に扱いたいというのが基本的な前提となっている。それに日頃の経験から技術的な
部分が押さえられていれば、さらにヨシとする。
もう一つは、回りがどう見るかとか、どんな批評が下されるか?極論すれば審査員受けがいいだろ
うなんて他人の目はどうでもいいから、何か一つのジャンルを築きたいのである。
それは・・・イメージ的に膨らみつつあるとだけ言っておこう。
また、撮影においては、かなり深い部分のテクニックを絡み合わせて駆使する必要がありそうだ。
それは、私が日頃撮っている、風景写真の経験と要素がかなり重要なファクターとなるだろう。