E−Mailって便利!


今日から私はウイークディーの昼間は、ネットが使えなくなってしまったのだ。
客先にしばらく行くことになり、今年いっぱいは当分自分専用のPCも持てないという何とも情け
ない状況が予想されるのである。
先週までと違って、不便極まりないのであるが、昼間にある程度のメールを処理できないとなると
夜がかなりきついのである。
夜は、ポジのチェックとスキャニングがあるし、当然Joe's Galleryの更新作業がある
のだ。

この一年余り、どっぷりとネットに浸かっていたので、いざ使えないとなると不自由でならない。
過去には8月にファイアーウォールの関係でFTPが使えなくなってしまって、昼間にホームペー
ジの不具合を見つけても手直しできない状況となり、歯がゆい思いをしたものだが、今回は手かせ
足かせでどうにもならない。唯一の手段としては、カラーザウルスにPHSを繋いだしょぼいモバ
イルがあるだけである。

今年いっぱいは、SEの仕事も写真もかなり忙しくなることが予測されるのだが、どうすればいい
のか、その傾向と対策はまだ考えていない。

まぁ、ここではSE業務のことを書いても仕方が無いので、写真について言えば、最近はまなちゃ
んとのプライベート撮影がメインなのだが、ハード/ソフトの両面でバランスがとれた撮影がある
程度できていると考えている。
基本的にポートレートといえば、自分がマネージメントすることは少なくて、他の誰かが設定した
所へ、カメラ片手に参加して撮るだけの場合が多いのではないか。また、ポーズやロケーションの
決定も人任せであれば、ソフト的といえるのはシャッターチャンスとフレーミングということにな
る。もう一歩踏み込んで、露出のコントロールも自分の個性を出すポイントともいえる。
しかし、ポートレートについて言えば、風景写真には無いソフト的要素があり、それが仕上がりに
大きく影響する。

それは、モデルをしてくれる女の子とのコミュニケーションである。風景写真でも極めれば紅葉し
た木に話し掛けるという人もいるかもしれないが、少なくとも私はそこまでの世界は知らない。
ポートレートで一番目に付くのは『顔』であると私は信じている。だから、顔なしの写真はよっぽ
どの狙いが無い限り撮らない。しかし、顔が写っていればいいわけではなく、その表情が何よりも
大事であると思っている。それは、今のパートナーのまなちゃんも同じ考えであるとはずだ。
同じ価値観を持って撮影に挑んでいるからか、ちょっと違うんだよなぁ・・・まなちゃん。って感
じたことが今まで一度だってないのだ。

中には、同じまなちゃんを撮り続けている私に対して、飽きないものかと思われている方がいるか
も知れない。また、マンネリ化して嫌気が差さないかと心配してくれたりするかも知れない。
しかし、全く心配ご無用ってことだ。
私はまだまだ、まなちゃんの全てを引き出したとは思っていない。いつも新しい発見があったりす
るし、いつも撮影後にはいろいろと反省するところも多く、課題を残すことになっているのだ。
それは、技術面のときもあるし、モデルをしてくれたまなちゃんに対して悪かったなってことも少
なくない。
一生富士山を撮り続けている人もいるし、奥日光に毎朝通っている人がいるとも聞く。私が一番気
に入ったモデルがまなちゃんであり、そんな彼女を撮れるという幸運に恵まれたのだが、『素顔の
ままで』のシリーズになってから5回撮影したことになるが、毎回違ったまなちゃんが目の前にい
る。
それに甘えているわけにはいかないわけで。結果が残せなければ相手にされなくなってしまうのだ
から。
まなちゃんだって、撮影するとなるとイメージ作りをしてくれて、どんな服を着、メイクはどうし
て、ヘアーはどうと、いろいろ考えてくれるのである。そのイメージ作りをするためには、何かを
感じてもらう必要があって、そのための要素を私は何とかしてまなちゃんに伝える努力をする。

次回作の全体的なイメージと、ロケーションを説明するが。まなちゃんの知らない場所の場合は、
できる限りイメージが伝わるように写真を用意する。そのためにも最近買ってきたフラットベット
スキャナーが威力を発揮する。まなちゃんは、イメージ作りが上手いが、私と同じ写真を見てもら
うのが一番食い違いが起きないと思うのだ。また、次回はこんな感じで行こうか?っていうのも近
いイメージの写真があれば見せるが、このようなことが出来るのは、まなちゃんがインターネット
が出来る環境を持っていて、メールで画像が送れるのが非常に役に立つのだ。
いつも電話で話すわけにも行かないし、会って打合せするに越したことはないのだが、そんなこと
もできないのであるが、メールのやりとりで結構上手く意思の疎通がとれているのだ。

だから、撮影当日に打合せすることはまったく必要ないのであるが、それはすごく効率がいい。
通常、事前の打合せも当日の相談も無く撮影されているケースがほとんどだと思うのだが、それは
よっぽど息の合った相手であっても、シリーズで撮るとなればつらい部分があるのではないか。
一度っきりの撮影で終わらせるのなら、モデルかカメラマンの技量があれば問題無いが、シリーズ
で見せようとすれば、絶対に行き詰まってしまうはずだ。
今回のまなちゃんとのプライベート撮影は、まなちゃんの魅力をどれだけ二人で広げられるかが、
面白いのではないかと思っているのだ。
そのためには、願っても無いほどいい状態で、いつでも思いついた時にアイディアをまなちゃんに
伝えることができる。それに対して彼女なりの考えを書いて返してくれるので、まなちゃんの思っ
ていることも分かるし、それに対して私の意見も伝えることができるのだ。
こんなE−Mailのやり取りはお互いの自由を束縛することがないし、思いついた時に気軽に書
けて、最速の意見交換の手段であって、非常に重宝しているのである。

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