久々にカメラの話題


まなちゃんが、旅行に行っている間に、カメラの話でもしてみようか。

ニコン、キヤノン、ミノルタからそれぞれ、F100、EOS−3、α−9とプロプロスペックの
機種が発売されることとなり、一気に活気を帯びてきたが、これによって各社の技術競争に弾みが
つくってことだ。
それにしても、3社が同じタイミングで出してくるのだから、情報がリークしているのは当然考え
られることである。

新しいモノ好きでメカ好きの私としては、大歓迎である。PENTAXがZ−1Pでいまだに頑張
ってはいるが、一歩進んでいる3社に益々水をあけられてしまいそうだが、何か隠しダマを用意し
ているのだろうか・・・ 人事ながら心配してしまったりする。過去にSF−Xを使っていたこと
のある私としては、頑張って欲しい気がする。645Nが好調なのでそちらに力を入れていたので
あろう。あっつ、そうそう67の新しいのが出たんだった。

最近、EOS−3を触る機会が多くあり、キャリブレーションして実際に使ってみたのだが、イマ
イチ欲しいという衝動に駆られることが無いのである。内心、欲しくなりたい自分がいるのだが、
“欲しいスイッチ”を押してくれる何かが足りないのである。その根底には、その後に確実に登場
するフラッグシップ機の陰が見え隠れして、それが気になってしまうのだ。

金曜日にキヤノンの人と会って話した内容から、さらに時期EOS−1Nのすごさに期待が膨らん
でしまうのである。
なんと言っても、マニュアル選択した測距点に連動してシフトするクロスセンサーのアイディアに
は度肝を抜かれたし、何故今までそれに気がつかなかったのか不思議なぐらいであり、これが実現
できたとしたら、私が望んでいたAFに限りなく近づいてくれるのである。
技術的に可能であるか否かは、素人の私がどうこう言うべきではないが、やってやれないことは無
いのでは・・・?と思ってしまう。
EOS5が視線入力を引っさげてデビューした時の驚きに比べれば、クロスセンサーがシフトする
機能は地味かもしれないが、プロが大口径レンズを使うボディーとして選ぶEOS最高峰には、こ
れ以上のAF機能の充実は無いのではないか。
実際、今のEOSの矛盾する点は、EFマウントの恩恵で、他社には存在しないような大口径レン
ズがあるのだが、それのボケを再現する能力を持ったファインダーが無く、また逆を返せば、ジャ
スト・ピントをファインダーで見極められないということになるのだ。

だから、EOSをMFで使っていると豪語する人も、たいしたピント合わせをできているとは私は
思っていないし、信用もしていないのである。
EOSはAFで使用すべきで、MFを使うのであれば、F−1かT90を使えばいいのだ。
これだけ、メーカーが躍起になってAFに力を入れているのに使わないのは、ヒネクレ者に見えて
しまうのは、私だけであろうか。
確かに、EF100マクロなどはMFの方が使いやすいが、USMレンズであれば、ほぼ100%
AFを使っているのである。
と、言いながら、AF不可能なTSレンズに今一番興味をもっているのである・・・

TS−E90mmF2.8でティルト・シフトを使ったアオリ撮影を次のターゲットにしようと思
ったりもしているのだ。まなちゃんがモデルの場合であれば、私が自由に独り占め撮影できるので、

じっくりと絵作りできるということで、アオリの効果を確認しながらじっくりマニュアルで撮影し
てみたいのである。それを説明すれば、まなちゃんは喜んで協力してくれるのでありがたいモデル
なのだ。

ということで、今はEOS−3が欲しいもののベストワンではないということである。今は確かに
話題の中心ではあるが、よく考えてみればとても中途半端はポジショニングに見えてくるのである。
EOS−1Nの素ボディーが215,000円であるのに対して185,000円という価格は、
今の値引率から考えて同等であると思われるのである。だから、EOS5のユーザーとは完全に決
別しており、1−Nユーザーのエリアに入り込んでいるのだ。しかし、フラッグシップではないの
であるから、時期1−Nの値上げのクッション材としての役割でしかないように見えるのだ。
さらに、今の1−Nユーザーが脅威のポテンシャルを誇っているニコンのF5に流れるのに待った
をかけるための使者としての役目を担っているだけのことではないか。
それに、乗っかってしまうかは、今後のEOS−3のテストリポートに期待することにしよう。

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