1998年一発目


去年はこのJoe's Galleryをオープンさせたのが3月であり、更新を重ねた結果思いも
しなかった1000枚を超える写真を展示することとなった。また、この撮影雑記も目標の100
話を超えてしまった。
最近はかなりペースダウンしてしまったが、サボっているつもりはないのである。
ここは、もともとGalleryとしてオープンさせたわけで、このような書き込みよりも写真を
見せることが第一に考えるべきであるので、スキャニングの作業も常に行っている。
だから、私のPCのHDにはここで公開している1000枚の画像の何倍ものJPG画像がプール
されているのだ。当然ポートレートだけではなく、風景写真もある。

その他に、私は写真雑誌に目を通すことも多いのだが最近はその時間がめっきり減ってしまった。
単純に時間がないということだが、大体は深夜の3時頃がその時間とも言える。PCの電源を切っ
てからの時間も貴重なのである。写真誌に加えて、女性向けファッション誌をペラペラと見ること
が多くなったのも、まなちゃんとのプライベート撮影が始まってからである。まなちゃんは私には
似合わないと笑うが、これが結構参考にになるのだ。ファッション誌も完全に通販のカタログ的な
つまらないものと、カメラマンがいい仕事をしているものにはっきりと分けられる。
当然ピンときた写真は、フラットベット・スキャナーで取り込んでスクラップしている。そして、
時々まなちゃんに送って、撮影プランの相談ってことになる。
185cmで90kgにもなる私がファッション雑誌を見ている姿は確かにヘンだわ。

また、多くのメールのレス書きもあるのだが、質問メールに対する回答もせっせと書いているのだ
が、半数以上は私が答えを返したらそれっきりってケースで、その答えに対してどうだったのか、
その通りやればうまく行ったとか行かなかったとかの反応が無いのだ。自分が困って質問し、それ
の答えが得られれば、後は知らん顔ってことのようだ。私は暇な便利屋ではないので、最低限の礼
儀を知らない人の相手をするのはお断りなのである。

98年の撮り納めは当然、まなちゃんでしょう。下半期はほとんどがまなちゃんとの個人撮影がメ
インとなっていた。一人のモデルをとことん撮ってみたかった私としては願っても無いモデルとの
出会いが98年の重大ニュースのトップになる。
で、12/29に初詣直前で人の少ない京都へ行ってきた。
今回は、撮影はそれほどしていないし、しっかりとプランを練ったものでもなかった。
というのも、今回は半年間私のモデルをしてくれたまなちゃんへのサービスのつもりであり、今ま
でのロケとは目的が違っていた。とは言いながらもせっかくまなちゃんを京都まで連れてきて写真
を撮らないってのはもったいないので、しっかり撮ってきた。
しかし、アシスタントはおろかレフも持たないという感じで、北野天満宮、鴨川周辺、清水寺辺り
をぶらぶらして、夜は大阪南港でのナイトシーンとからめた撮影であった。
京都での撮影はほとんどが85mm一本というパターンであり、できるだけリラックスしてもらう
ことを考えていた。本格的なポートレートを撮るといった雰囲気はできるだけ避けたつもりである。

今回の京都ではまなちゃんの三つ編みヘアーが見れるし、白のダッフルコートが今までの雰囲気と
は打って変わって可愛いのだ。基本的には黒を基調にしたファッションのまなちゃんだが、私は常
々白くてふんわりした感じも似合うと思っていた。
私がそんなことを言ったからか、持っていないはずの白い服を買いに行ったのだろうか?少し反省。

それと、私のシープスキンのフライトジャケットも着てもらったが、この日はすごく暖かくてそれ
を着たままでは清水寺へ向かう坂道は歩けないほどであった。私はシャツにベスト一枚だけであっ
たのだから。その後大晦日から正月にかけて急に冷え込んだが、まなちゃんとの撮影では寒い日に
一度もあたっていないのは本当にラッキーである。
寒いといくら厚着をしても、鼻の頭やほっぺたが赤くなってしまうし、まなちゃんがかわいそうで
はないか。

夜は大阪南港に脚を伸ばしてみたが、私はその気はなかったのだが、まなちゃんが「写真撮っても
いいよ」って言ってくれたものだから、三脚とストロボを引っ張り出してきて、スローシンクロで
撮ることにした。シャッター速度は1秒半から4秒ほどで、まなちゃんにはじっとしてもらう必要
があったが、それほど厳密なものではない。多少動いてしまった方が面白い場合もある。
まなちゃんは、スローシンクロでの撮影は初めてのようで不思議そうな顔をしていた。
どんな絵が撮れているのかな?って感じである。
私はと言えば、暗いのでファインダーの中でまなちゃんの表情がしっかりと見えない状況であり、
合図を送って表情はまなちゃんにお任せってことになった。

ということで今年もまなちゃんモデルのプライベート撮影は続けるので、期待して頂きたい。

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