今年の春は“白”ですね
神戸の街をうろついていたら、ショーウインドウの装いが変わっていることがよくわかる。
グレーのロングプリーツが多かった冬のイメージから一新して、明るい雰囲気にガラッと変わって
いるのである。メインカラーは“白”のようだ。
店内がすごく明るく見えるし、今までになく「いいなぁ・・」って思った。大体ブルーが好きな私
だが、白の中に薄いブルー・ピンク・イエローの取り合わせは、とってもいいカンジ!
そう言えば、この前まなちゃんも「今年のハヤリは白だよ」って言ってたね。
その時のまなちゃんのいでたちは、春の先取りって感じで、オフホワイトの上下だったが、ニット
素材でロングのタイトスカートにノースリーブであった。上から厚手のニットを羽織っていたのだ
が、まさかノースリーブだとは思わなかった。最近はコートの下はモヘアの半袖やノースリーブっ
てパターンも多いが、私は好きである。女性は冬の間も油断してられないってことだね。
次回の撮影で着ようと思っている服を着てくれていたのだが、この白を見た瞬間、浮かんだイメー
ジは以前ロケハンした大阪芸大である。あの乳白色の通路で白だけで構成するのは面白いかもしれ
ないな。私が芸大のことを話すと、まなちゃんも同じ事を考えていたようだ「そおでしょぉ!」
ミナミのあるデパートで買ったらしいが、去年の秋にそこで一般から写真を募集しており、それに
須磨で撮った写真を応募していたのである。その時は、まなちゃんにダイレクトプリントを頼まれ
たのだが、あまりモデルっぽいのではなくて、自然な感じの方がいやみが無くていいよねって事で
選んだ。後にその写真が貼り出されていたらしいが、その写真でどうやら、商品券をいただいちゃ
ったってことらしい。 ラッキー!
まなちゃんは、黒いファッションの印象が強かったが、私は白が一番似合うと思っている。白いダ
ッフルコートを着ているまなちゃんを見てそう感じたのだが、実際の彼女の雰囲気ともマッチして
いるように思える。
さて、次回撮影だが、天気さえよければ予定通り振袖姿ってことになるが、寒くなる可能性が非常
に高いのだ。しかし、寒いからといって予定変更を切り出すと、まなちゃんに怒られてしまう。
撮影に関しては、余り過保護にすることをまなちゃんは嫌がるのだが、風邪を引かせてしまうわけ
にはいかない。だからといって説得しても「だーいじょうぶ!」の一点張りなのである。
撮影になると、まなちゃんは本当に頼もしいモデルに変身してしまうのだ。
前回の京都は完全に普段着であったし、撮影が本来の目的ではなかった。だからギャラリーの視線
に少し恥ずかしそうにしていたが、今回は振袖で目立つけど恥ずかしくない?って聞くとお決まり
の「今度は大丈夫!」ってことだった。でも、最近は京都と言えども晴れ着姿がめっきり減って、
初詣も成人式も終わった時期だと目立ちまっせー。
先週、スピードライトトランスミッターを買ってきたので、ストロボの遠隔操作がワイヤレスで出
来るようになった。今回使うかどうかは分からないが、自然光が射さなくて、レフが効きにくい場
合でも、自由にライティングが可能になる。レフと併用することも当然可能であるのだが、完全に
屋外になると、三脚が2台必要になる。軽量三脚はすべてあげてしまったので手元には重量級の三
脚しか残っていないのだ。重さはそれほど問題ではないのだが、物理的に持つのが大変である。
すぐに、まなちゃんは荷物を持とうとするが、今回ばかりはそうも行かない。
ただでさえ着なれなくて苦しい振袖であるのに、荷物を持たせるなんて事は出来ないのだ。
しかし、芸大での撮影では、多灯ライティングは面白そうである。550EXを置く場所も探せば
ありそうだし、オシャレな建物だけに面白い効果が期待できそうだ。