戦力充実かな・・・?


最近、機材の補充が続いている。
先週はEF300mmF4L IS USMに続いて、シグマの28mmF1.8IIを追加した。
言ってみれば、両極端に位置するレンズである。片やキヤノンの誇るLレンズであり、ハイテクの
イメージスタビライザーを装備した超望遠。それに対して今回はLレンズどころかシグマの廉価版
レンズであって、さらに広角レンズ。

このシグマの28mmF1.8はキヤノン純正の半値以下の定価であり、売値はさらに安い。
しかし、性能的にはそれほど差があるわけではないようだ。コーティングの違いも含めて、色のノ
リ具合なんかも多少差はあるであろうけど、大きな違いと言えばUSMであるか否かってことにな
るが、広角レンズではUSMの必要性を感じていない私としては、関係の無い事である。
実際に使ってみて、これだけキビキビとAFが作動すればUSMでないこを後悔することも無かろ
う。また、AF後にリアルタイムにMFでピントの微調整をすることは、28mmレンズではそう
あるわけではないと言うか、AF機のファインダーはそこまで良く見えない。
素直にAFに頼った方が賢いってことだ。

ただひとつ気になった点は、AF時にピントリングがグルグル回るので、ホールディングしている
指に触れて、あまり気持ちの良いものではない。しかし、これも慣れで解決することだ。

私は基本的にレンズメーカー製のレンズよりキヤノン純正が好きであり、出来る限り純正品を選ん
できた。特に純正品で同じ焦点距離、同じF値のレンズがあれば、すべてキヤノン製を使っている。
しかし、このレンズを選ぶにあたっては、迷うことなくシグマを考えた。それは、私としては気に
なる魚住Cマンの常用レンズがこのレンズの旧タイプであったと記憶していたからである。プロの
道具として充分使えるということが証明されているわけだから、性能的には安心できるとってこと
だな。まぁ、高い300mmLレンズを買った直後ってことも少しあるが・・・

これで、とりあえずは一応のレンズ構成が整ったことになり、当分はレンズカタログを見ることも
無いであろう。最近、それらを揃えるペースが速いと思われるかもしれないが、今後必要になると
分かっているので、まとめて揃えただけで、後回しにすればそれだけ使うチャンスを逃すことにな
るのだ。

28mmと言えば、高級コンパクトカメラの焦点域であり、GR1s、TC−1がそうなのだが、
GR1sがF2.8、TC−1がF3.5と暗いこともあるし、部屋に差し込む自然光だけで、ま
なちゃんを撮るポートレートとなると、ちょっと・・・って感じだ。
スナップ的要素が強い場合はコンパクトでもいいが、しっかり一眼レフで撮りたいのだ。
そのためには、どうしても大口径の単レンズが欲しくなる。

心配していたEOS−3との相性だが、店頭で確かめた結果、まったく問題なく動作した。ちょこ
ちょこと、値段相応の造りはいくつか目に付くが、たいした問題でもない。
まずは、花形フードは内面にフェルト加工がされており良い感じなのだが、レンズ本体との接続部
分のクリアランスが少し甘いようだ。それと、のマウント部分にキヤノン純正であれば赤く丸い突
起があって、そこを合わせることで、ボディーにぴたっと収まるのだが、シグマのレンズは、その
マウントの金属部分に赤く塗られたマークがあるだけで、実際にボディーに装着する時には、その
部分はまったく見えない。私は直接レンズに油性の色鉛筆で赤い印を描き込んでやった。

私は、我が物にしたモノはレンズに限らず、道具に徹してもらうことにしており、新品であろうと
色は塗るし、加工だってしてしまう。もったいないから・・・なーんて言って躊躇しているヤツに
はイライラしてしまう。
例えば、ケイタイでもなんでも、液晶部分を保護している透明シートを大事に貼ったままのヤツと
かの気持ちはよーわからん。見にくいだけやっちゅーの。

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