『素顔のままで』第13弾


今夜は12時前に帰って来て、サラッとポジチェックをしてこれを書いている。同時に裏でダイジ
ェスト版のスキャンも行っているのである。
さっき、まなちゃんを京都の友達のマンションまで送ってやっと戻ってきたのだが、夕方から神戸
に住むまなちゃんの大学時代の友達と3人で食事したりしていたのである。いっしょにハワイで過
ごした友達であり、まなちゃんと共にモデルをしてたこともあったので、両手に花って感じであっ
た。

7日にまなちゃんは、広島から大阪にやってきた。
高速バスの始発チケットを取り損ねたので、2時前に新大阪に到着予定との事で、お迎えに言った
のだ。新大阪と言っても広く、高速バスの到着場所が複数あり、私が待っていた所と違った場所に
バスが着いたらしく、大きなバックを抱えて私の待つ中央口までやって来たが、「向こうからいい
女が来るなー」と思ったら、それがまなちゃんであった。いや、一ヶ月前よりちょっとほっそりし
ていて、いい色に日焼けもしていたのだが、そう言えば、遠くから歩いてくるまなちゃんを見たの
は、初めてだったのである。

まなちゃんをクルマに乗せて向かったのが大阪の南港で、お目当てはATCに出来たアウトレット
のMARE(マーレ)だ。そこで2時間ほどゆっくり買い物をしたのであるが、撮影用の衣装やらプライ
ベート用やらで色々買ったのだが、さすがに安いこともあって私も余裕だ。

その後、ちょこっと腹ごしらえして5時過ぎから少しだけ撮影することにした。買った服は次回以
降のお楽しみってことで、黒いTシャツと白いパンツ姿のままで撮影することにした。
ロケーションは南港と言うと海のイメージであるが、今回はATCのすぐ近くのコンテナが立ち並
ぶ場所での撮影だ。
殺伐とした広い敷地に、コンテナだけが積み重ねられている場所である。近寄ってみると薄汚れて
いるが、それがまたいいのである。ピッカピカに輝いている必要など無いし、まなちゃんの黒いT
シャツとマッチングさせたイメージが私には広がっていった。

心配していた台風は、午前中は激しい雨を降らせていたが、青空が広がっていた。しかし、風が強
くてレフは使えない状態であった。
でも、レフ無しで今回については問題ないどころか、逆に必要無いと判断して撮影に取り掛かった。
キャッチライトが入ることが、どんなシチュエーションでもベストであるとは私は考えていない。
黒い瞳のままの方がいいことだってあるのだ。28mmでのバックを活かした撮影ではストロボを
軽く効かせている程度なのである。

たった3本だけの撮影であったが、撮れただけでも私としてはいいと思っている。
まなちゃんも、撮影するために大阪に来たわけでなく、夏休みで遊びに来たわけで、私も撮影より
今までのまなちゃんへのサービスのつもりであったのだ。
でも、さすがにまなちゃんは、カメラを向けるといい顔をしてくれる。
今後のテーマとしている「オンナの部分を撮りたい」が出来そうだと予感させてくれたのである。

さっき、3本のポジをしげしげと見たまなちゃんは、いまいちピンと来ないようだったが、私は撮
影中から、何か手応えを感じながらの撮影だったのである。だから3本で切り上げて、心残りも無
くミナミに買い物&寿司食いねぇツアーへ行くことができたのである。

今回のまなちゃんの表情からは、買い物をして楽しくてウキウキしているような雰囲気は感じられ
ない。これがまなちゃんのスゴイところであり、私の描いたイメージを一瞬で読み取ってくれる。
買った服には、次回の日本海での撮影用の服もあるので今から楽しみなのである。

<−戻る